CAP

東京衛生検査所は、2022年4月にCAP(College of American Pathologists)の認証を受けました。

CAPとは、College of American Pathologistsの略称でアメリカの病理医団体が中心にしてはじまった第三者認証機関です。
検査の整合性、堅牢性、妥当性があることを第三者機関として検証し、証明された機関にのみに認証が与えられます。
なお、この認証は2年ごとに更新が行われ、全世界のCAPの審査員が衛生検査所に来所し、認証機関のルール通りに検査が行われているかを調査されます。調査では、設備や人員の管理運営が正しく行われているか、エラーが起きた時には検証・報告して正しく是正処理を行われているか、などが検証されます。この認証の更新には、CAP認証機関で管理業務を行ったことがあるラボディレクターが監修をし、定期的な検証を行う必要があります。
さらに、CAPがISOと異なる特徴的な点は、年2回行われる検証です。この検証では、CAP管理団体より各施設に実際の検体が送付され、CAP施設間で検査の整合性が取れているかが検証されます。